シェービングできる理容師が脱毛なんて！」と声を荒げる理容師の方をネット上でよく見かけますが、「シェービングができる理容師だからこそできる脱毛」という発想はどうでしょうか？
 
「理容師が理容以外の仕事をするなんて！」「理容店で理容施術以外のことをするなんて！」といった声もありますが、理容師は警察官などの国家公務員ではなく、理容店で「医療行為」である「他の国家資格施術の仕事」は行っていません。これはエステティックサロンなどと同じです。また、理容店で別の衛生環境である飲食業サービスを提供することを指しているわけではありません。
 
「資格」は「遵守すべきガイドライン」であり、同時に「スタートライン」です。同業者同士が「あるべき」と業務を束縛し合う業界は廃れますし、そのような業界は自ら「未来の可能性」を放棄することになるかもしれません。
 
また、理容師がシェービングをやめて脱毛施術をするという極論ではなく、「理容師がシェービングを活かして脱毛施術もする」ということであり、理容店には開業時に保健所の検査による感染症衛生管理環境を活かすことに「可能性」があると思います。
 
ただし、その可能性は、理容師法定の消毒環境を遵守することが最低基準であり、さらに高水準な感染症衛生管理を実施することによって拓けるものとしています。理容脱毛においては、一般社団法人日本衛生管理協会修了店を対象としています。自分自身の取り組みを正当化し、他店を善意で心配するのではなく、まずは自店の感染症衛生管理環境を見直してみてください。そこから「理容脱毛」への可能性が広がるかもしれません。